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新発売!猫の駆虫薬『ブロードライン』保護猫への使用体験記
- 2015/9/25
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- 3 comments

目次
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ブロードラインの価格表
商品名 | 価格/1本 | 価格/1箱 | まとめ買い最安値 |
---|---|---|---|
ブロードライン子猫用 | 1,220円 | 3,661円 | 884円 |
ブロードライン成猫用 | 1,124円 | 3,373円 | 947円 |
ブロードライン 子猫用(体重2.5kg以下)
1箱(3本)3,661円/1本あたり1,220円
2箱(6本)5,835円/1本あたり972円
3箱(12本)10,611円/1本あたり884円
ブロードライン 成猫用(体重2.5〜7.5kg用)
1箱(3本)3,373円/1本あたり1,124円
2箱(6本)6,227円/1本あたり1,037円
3箱(12本)11,372円/1本あたり947円
猫に付く寄生虫とその駆虫薬の種類
などのお薬を使ったことがあるという方は多いと思います。
猫の首の後ろの皮膚の部分に投与するスポットオンタイプの外用薬です。
これらのお薬は、猫の皮膚や被毛に寄生するマダニやノミなどの駆除や予防の効果がありますが、
消化器内にいる寄生虫を駆除する効果はありません。
なので、検便をして消化器内に寄生虫やその卵が発見された場合には、
「ドロンタール」や「ミルべマックス」等の薬を併用して駆虫を行うのが今までは一般的でした。
皮膚や被毛の寄生虫(卵、さなぎ、幼虫、成虫含む)
・ノミ
・マダニ ・・・など
体内(消化器内)の内部寄生虫
・鉤虫
・鞭虫
・回虫
・瓜実条虫
・トキソプラズマ原虫
・コクシジウム原虫
・フィラリア(条虫) ・・・など
体内外部の寄生虫をまとめて駆除できる『ブロードライン』が新発売されました!
2015年8月、「フロントライン」でおなじみのメリアル・ジャパン株式会社より、
新しく「ブロードライン」という薬が発売されました。
この薬は、上記に挙げた体内と体外両方の寄生虫に広く効果があります。
つまり、今まで2種類使用しなければいけなかった薬の効果が
ブロードライン1本でほぼカバーできるということになります!
(コクシジウムなど、一部ブロードラインで駆除効果のない寄生虫もいる)
内服の薬を嫌がる猫にとっては、
スポットオンタイプのブロードラインだけで済ませることができることも大きなメリットです。
また、2種類の薬を処方してもらうようりも費用が安くなるので、
飼い主さんにとっての負担も軽減されますね。
保護猫に使用してみたレビュー
私は外で生まれてしまった子猫の保護や里親さん探しのボランティアをしているのですが、
先日、生後約2カ月になる子猫を保護しました。
病院で検便をしたところ、回虫がいることが判明したので、
ノミ、マダニ対策も合わせて、獣医さんからブロードラインを処方してもらいました。
獣医さんの許可を得てパッケージごと家に持ち帰らせてもらい、写真を撮りながら自分で猫に投与してみました。
外箱はこんな感じです。
今までのフロントラインとシリーズになっているのがよく分かるパッケージデザインです。
駆除できる寄生虫の名前とイラストが載っているのが、分かりやすいと思いました。
今回は体重が2.5Kg未満の子猫用(0.3mL入り)を処方されましたが、
容量が多い成猫用のもの(0.9mL入り)もあります。
中には密封された薬剤のシリンジが入っています。
説明書には、イラスト入りで使い方が書いてあります。
基本的には今までのフロントライン等と同様の使い方です。
使用上の細かい注意が書いてあります。「生後7週齢以下の子猫には使用しない」
「使用後2日間はシャンプーや水浴を控えることが望ましい」などは、注意が必要な点です。
密封された包装をはがすと、中にはこんな状態でシリンジが入っています。
シリンジは、先の尖っていない注射器のような形状で、後ろから指で薬液を押し出して塗布するタイプです。
シリンジの先端です。キャップを取ると、このように数ミリの穴が開いています。
さっそく猫に投与してみます。
猫が自分で舐めることができない、首の後ろの毛をかき分けて地肌が見えるようにします。
毛ではなく、地肌に直接垂らすように投与するのが大切なポイントです。
地肌の部分にシリンジを当て、後ろから指で押して薬液を投与します。
皮膚に冷たい薬液が付いた瞬間に、
猫はちょっとジタバタしましたが、暴れるという感じではないので問題なし。
複数の猫がいる場合には、お互いに舐め合ってしまわないよう、
投与した猫はしばらく1匹の状態で隔離しておいたほうが良いそうです。
ブロードライン子猫用の価格
体重2.5Kg未満の子猫用(0.3mL入り)の価格ですが、税抜きで1,600円でした。
成猫用のブロードラインは0.9mL入りなので、もう少し高くなると思います。
ですが、内部寄生虫と外部寄生虫の駆虫薬を分けて2種類処方されるよりは1000円程度安かったです。
動物病院は自由診療であり病院によって価格は違うので参考程度にして下さい。
ちなみに、この病院は地域猫関連のボランティアさんに協力的な病院でして
他の動物病院と比較するとお薬も非常に安くしてくれているので、
平均的には2,000円くらいをみておけば価格に驚かなくて済むと思います。
ブロードラインの使用感、使用後の感想
形状こそ違うものの、使った感じはフロントラインや『レボリューション』などとほぼ同様に感じました。
投与した部分の被毛が若干油っぽくベタつく感じも似ていますが、数日で消えました。
使用した2日後、猫の便に白く細長い回虫が出ているのを発見しました。
薬の効果が体内を巡り完全に寄生虫が駆除できるまで数週間かかるようなので、
もうしばらく待ってみてから、再度病院で検便をして確認してみたいと思います。
これまでに私が保護した子猫は20匹近くになりますが、
ほぼ全頭に何らかの消化器菅内寄生虫が見られました。
外の猫は基本的に「寄生虫がいる」と思っておいたほうが良いかもしれません。
また、駆虫薬を投与した後には、一定の期間を置いて再度検便をし、完全に駆虫できているかを確認しましょう。
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私も野良猫の保護、去勢、避妊を家の回りの子に少しですが行っています。
今日、保護した子猫の肺炎が治りブロードラインを知り病院で付けてもらいました。
2300円は高いですね(TT)お値段はあって無いようなものですね。
同じく保護猫に処方してもらいました。
生後半年の仔猫で税込2160円でした。
やはり自由診療だと価格はまちまちですね。
胃虫症には効きますか??