完治が難しい猫の口内炎の症状と治療法★口内炎は予防が大切

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猫 口内炎

こんな症状はありませんか?

 

普段、猫と接している時にこんな症状に気づいたことはありませんか?

  • よだれが出ている
  • 口臭がきつい、唾液が臭い
  • 毛づくろいをしなくなった
  • 口元を前足で触ることが多い
  • 口元を触ると痛そうにする
  • 餌を食べづらそうにしている、食欲が落ちた、硬いドライフードが食べられなくなった
  • 歯がグラグラしている、永久歯が抜ける
  • 歯茎が腫れている、出血している

もしこのような症状がある場合には、猫の「口内炎」の可能性があります。

 

猫の口内炎とは?

猫の「口内炎」はとても範囲が広く、歯や歯茎、喉や舌も含めた症状を指します。

その原因もさまざまです。

  • エイズ、白血病などのウィルス性基礎疾患によるもの
  • アレルギー等の免疫疾患によるもの
  • 歯石が溜まり、歯周病によるもの
  • 歯肉炎によるもの
  • 歯や歯茎の部分ではなく、喉の近くに何らかの原因で炎症が起きるもの

猫は口の中を触られるのを嫌がる場合が多く、人間のように歯医者さんでじっくり検診や治療を受けるのはなかなか難しいことです。

しかし、口内炎は強い痛みを伴う場合が多く、放置しておくと進行して餌が食べられなくなり、体全体が弱ってしまうため非常に危険です。

 

猫の口内炎はどうやって診察する?

猫の口内炎が疑われる場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。

素直に口を開けてしっかり診察させてくれない猫も多いので、可能であれば猫が大きく口を開けた時(あくびをしている時など)のタイミングを見計らって飼い主さんが写真を撮ってください。

それを持参して獣医さんに見せることで診察の役に立つことがあります。

猫の口内の写真

猫の口内炎の治療法は?

猫の口内炎の治療は、なかなかやっかいです。

根本的に治す方法がないため、症状に合った対処療法で緩和していくことになります。

ステロイド剤の注射により炎症を抑える方法は、比較的初期でよく行われます。

しかし、ステロイドを長期間使用することでかえって症状を悪化させるケースもあり、獣医さんでも使用方法や期間の判断には頭を悩ませるようです。

口内炎が重症になってしまった場合は、全身麻酔をしての歯石除去や抜歯が行われることもあります。

一部の動物病院では、全身麻酔なしでの歯石除去を行う所もありますが、全身麻酔による体への負担と、全身麻酔なしで行うことによるストレスと、猫にとってどちらがよりリスクが高いかを獣医さんとよく相談しましょう。

また最近では、レーザー照射による炎症の抑制や、サプリメントで補助的に痛みと炎症を抑えるなどの方法もあります。

 

猫の口内炎の予防方法

重症になると治療のハードルが高い口内炎だからこそ、飼い主さんが毎日のケアで予防をしてあげることが大切です。

参考:犬・猫の歯垢と歯石を9割減らすデンタルケアの新常識

いちばん良いのは猫用の歯ブラシを使って毎日少しずつ歯磨きをすることです。

しかし、歯磨きがどうしても難しいという場合には、歯垢や歯石を予防し口内を清潔に保つための便利なケア商品も数多く販売されています。

  • 歯磨き効果のあるおやつを与える
  • 猫が舐めるだけで効果のあるペーストを与える
  • 口の中にスプレーするタイプの薬を与える
  • 飲料水に混ぜるタイプの薬を与える

うちの猫たちも歯磨きをさせてくれないので、「デンタルローション」というジェルのお試しサイズを使ってみました。

02デンタルローションジェルタイプお試し用

乳酸菌の力で口臭や歯周病などの原因を抑える商品です。

指でジェルを適量取り、猫の口元に塗ると、嫌がらずにペロペロ舐めてくれました。

唾液と混ざって口内に広がることで効果があるので、使用してすぐに口臭がなくなるのを実感できました。

 

私が保護した野良猫も口内炎でした

とても人に慣れた捨て猫(年齢不明の成猫)を保護した時、口臭がかなりきつい子がいました。

餌は普通に食べられるのですが、口が臭く、グルーミングをする際の唾液も匂いが気になりました。

動物病院でチェックしてもらったところ、上の門歯(左右の犬歯の間にある、小さい6本の歯)がほぼ全てなくなっており、歯茎も腫れていて歯槽膿漏と診断されました。

この猫はその後、友人が里親として新しい飼い主になってくれました。

歯槽膿漏になってしまった原因は不明ですが、幸い軽度だったため、「リデンタ」という薬を毎日の飲み水に加えてケアすることで、今のところ症状は治まっているそうです。

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斎藤 賜美愛玩動物飼養管理士

投稿者プロフィール

愛玩動物飼養管理士の資格を保有し野良猫の去勢・避妊手術や、

子猫の保護・譲渡などのボランティア活動に従事しています。

日本臨床獣医学フォーラムには毎年参加しており、日本中の著名な獣医師や、動物行動学の先生から直接レクチャーを受講しています。

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