フロントラインの効果を100%引き出す獣医が薦める使い方

フロントライン

フロントラインは犬と猫のノミ・マダニの駆除薬です。
ピペットに入った液体を毎月1回だけ背中に垂らすだけのお手軽さで人気も非常に高いです。
この記事では、フロントライン3種類の効果を元にした正しい選び方と使い方をお届けします。

フロントラインの効果って??駆除と予防が出来る寄生虫

「フロントライン」とまとめて言っても、実はフロントラインには3つの種類がありそれぞれ駆除出来る寄生虫が異なります。
「フロントラインスポットオン」「フロントラインプラス」「フロントラインスプレー」について詳しい効果を比較してみましょう。

商品名フロントラインスポットオンフロントラインプラスフロントラインスプレー
有効成分フィプロニルフィプロニル
S-メトプレン
フィプロニル
ノミ成虫
ノミの卵
ノミ幼虫
ノミ蛹
マダニ
シラミ
ハジラミ

「フロントラインスポットオン」「フロントラインスプレー」が効果が駆除するのはノミの成虫とマダニです。
フロントラインプラスに限ってそれら以外に、ノミの卵、ノミの幼虫、ノミの蛹、シラミ、ハジラミにも駆除する事が出来ます。

それぞれの使い分けは、基本的にフロントラインプラスを選んでおけば間違いありません。
なぜならノミの成虫は1日50個の卵を産むと言われるので、成虫がいれば高確率で卵や幼虫も存在するからです。

フロントラインスポットオンではそれらを駆除する事が出来ないので、せっかくノミの成虫がいなくなっても、数日中に卵から幼虫が孵り、蛹となり再び成虫に寄生されてしまいます。
しかしフロントラインプラスには昆虫成長抑制剤〈S-メトプレン〉が含まれるので、卵、幼虫、蛹の成長を強制的に止める事でノミの成長サイクルを断ち切る事が出来ます。

もちろん、駆除予防するのがノミの成虫とマダニだけでいいのであれば「フロントラインスポットオン」「フロントラインスプレー」を選んで問題ありません。
駆除出来る寄生虫が限られるという事は、それだけお薬の作用が弱いという事なので、副作用が出る可能性を押さえられるといったメリットもあるからです。

目的に応じてフロントラインを使い分けるのがベストだと考えています。

ちなみに、犬の場合はフロントラインスポットオンと同じ効果でチュアブル錠タイプのネクスガードも選択肢に入ると思います。

ノミの成虫ノミの幼虫ノミの卵
ノミノミの幼虫ノミの卵
マダニハジラミシラミ
マダニハジラミシラミ

犬や猫に上記画像の寄生虫が見つかった場合、急いでフロントラインプラスで駆除しましょう。
見つからなかった場合も、予防の効果がありますので月に1回忘れずに使用しなければなりません。

ノミの発生を経験された方には分かって頂けるはずですが、一度発生すると全て駆除しきるのはとても困難です。
その理由は、犬や猫に寄生しているのは僅か5%だと言われているので、残り95%のノミは絨毯の中、布団やマットレスの中に隠れているからです。

1度発生すると全て駆除するには大変な努力が必要になりますので、絶対にノミが発生しないように予防を徹底するようにしましょう。
1回の投与でノミは約1〜3ヶ月、マダニは約1ヶ月間寄生するのを防ぐ事が出来ます。

フロントラインしてもまだノミが動いてるけど?

フロントラインを使ってから48時間以上経過していない

効いていないと感じる理由は、投与後十分な時間が経過していないからかもしれません。
フロントラインは、ノミを約24時間、マダニ・シラミ・ハジラミを48時間で駆除します。

寄生しているノミの数によっても駆除にかかる時間に違いがあると思うので、最低でも48時間は様子を見て下さい。あせって、2個3個と使ってしまうと危険なので絶対にやめましょう。

フロントラインに忌避効果はない

フロントラインに忌避効果(忌避作用)はないのでノミやダニが付着するのを防ぐ効果はありません。
フロントラインはノミやダニが付いてから駆除するので、部屋に潜んでいたノミや、散歩などで新しく寄生したダニを駆除するには寄生されてから24時間〜48時間必要です。

新しく付いた寄生虫については、フロントラインを使ってからではなく寄生されてからなので勘違しないで下さいね。
フロントラインの予防効果とは、ノミやダニを忌避して予防する意味ではなく、ノミを約1〜3ヶ月、マダニを約1ヶ月間の間、駆除し続ける事によって予防するという意味です。

寄生虫の突然変異の影響

もし時間を待っても変化がない場合は、スーパー○○が寄生しているのかもしれません。
最近ニュースでもやっていましたが、スーパー南京虫、スーパーシラミなど駆除剤に耐性がある寄生虫が増えているそうです。

もしかすると、フロントラインに耐性を持った死ににくいノミに寄生されているのかもしれません。
ですからどうしても効果を感じない場合は、フロントラインの主成分であるフィプロニル以外を成分とする他の薬を試してみるのもいいでしょう。

フロントラインと同じスポットオンタイプで探す場合は、レボリューションが効果が高く人気が高いです。

寄生している虫がフロントラインの効果対象外

フロントラインで駆除出来る寄生虫はノミ、マダニ、シラミ、ハジラミです。
それ以外外部寄生虫である毛包虫、ヒゼンダニ、ツメダニ、耳ダニには十分に効かない可能性があります。
また、フロントラインは皮膚から血液中に成分が浸透し、駆除成分をダニやノミが吸血する時に血と一緒に吸う事で駆虫する仕組みです。ですから直接触れるか、吸血していないと効果はありません。

室内飼いならフロントライン必要ないは嘘!

室内飼い

完全室内飼いの猫や、散歩以外では室内で飼っている犬などであればフロントラインは必要ないといった情報をネットで見た事がありますが、室内飼い、外飼い関係なくフロントライン(駆除薬)は使用した方が良いとされています。
ノミやダニの体長は1mm以下である事がほとんどなので完全に締め切った部屋だとしても、ドアの隙間、窓の隙間から侵入してきます。
初めはたった1、2匹だったとしても、雌は一回の交尾で平均50個の卵を産むので、約1週間で卵が孵り、気づいた時にはひどい状態になっている事も珍しくないようです。

出来れば冬も使いましょう

冬はフロントラインを使わないという方もおられるようです。
確かに冬は寒いのでノミやダニなどの寄生虫を外で見かける機会は少ないかもしれませんが、寒いからこそ暖かい室内に入ってくるのです。
ペットを飼っているとどうしてもノミ・ダニは入ってくるので季節に関係なく1年中フロントラインを使い続けないと十分な予防が出来ません。
多くの人が勘違いしていますが、冬の間だけ止めてもいいのはフィラリア予防薬です。ノミとダニは年中いるので年間通しての予防は必要です。

アロマでも代用出来る

フロントラインよりも天然のアロマやハッカ油の虫除けの方が安心という理由で、使用をためらう方も一部おられるようです。
アロマやハッカ油は多少は寄生虫を忌避する作用があるようですが、駆除は出来ません。
私たちも虫除けをしても蚊に噛まれるように、犬や猫も虫除けをしても寄生虫がつきます。
ですから虫除けだけではなく、フロントラインなどの駆除効果のある製品を使用する事が推奨されます。

フロントラインを使った後の注意点

掃除

基本的には何もしなくても力尽きて床に落ちるので大丈夫です。
もし毛に絡まっているのに気づいたならノミ取りクシでブラッシングし綺麗にしてあげましょう。
2日以上経てばシャンプーもOKなので一度綺麗に洗ってしまってもいいでしょう。

放置しているとアレルゲンとなりアレルギー反応を引き起こす原因になるので掃除機を掛けて取り除きましょう。
床だけではなく、ソファーの隙間、ベッド、壁などにも綺麗に掃除して下さい。
もし卵が落ちていると羽化して幼虫となり1〜2週間で幼虫となり蛹を経てまたペットに寄生します。

掃除機のゴミは袋に入れてしっかりと縛り逃げ出さないよう素早くゴミに出して下さいね。

フロントラインの成分は危険?

フロントラインは危険?

フロントラインの主成分フィプロニルは、アース製薬のゴキブリ用殺虫剤「ブラックキャップ」の成分と同じだと一時期話題になっていた事があります。他にも、フィプロニルは一部の農薬にも含まれており安全性について不安があるとの意見もあります。ですが、心配はいりません。

フィプロニルは昆虫や寄生虫などの中枢神経伝達物質GABAの働きを阻害する事で虫を殺しますが、犬や猫などの脊椎動物のGABAに対してはほとんど作用しないといった特徴があるからです。

もちろん、ノミやマダニを駆除するお薬なので体に良いものではありませんが、フロントラインを使わないでノミ・ダニに寄生される方が危険性が高いです。

どうしても心配であれば、レボリューションなど他のお薬を選択するのも良いですがレボリューションにはセラメクチンというノミ駆除に高い効果がある成分が入っているのでどちらも安全性はそれほど変わりません。

フロントライン、レボリューションなど動物用医薬品は農林水産省が審査を実施し、承認を得た商品のみ販売されているので安全性はしっかりと確保されているので安心して下さい。

フロントライン使用している飼い主8人の評判と口コミを調査

格安で購入できる似たような商品も売られているのですが、フロントラインを扱っている動物病院も多いし、CMなどでも見かけるので安心感がありずっとフロントラインのみ使用しています。
最初は動物病院の先生から処方されました。でも病院で買うと値段が高いし犬が2匹いるから、今ではうさパラで安売りしているのをまとめ買いしています。
以前、スーパーなどで購入した別の蚤の駆除薬を使用したところ、顔が腫れるアレルギー反応が出たため動物病院で購入できるこの商品に変更しました。
背中につけるだけで手軽なのでフロントラインを使用しています。夏はどうしてもノミが現れるのでこの薬は必需品です。
フロントラインは液体薬品で、犬の首の後ろの辺りに薬品を垂らすだけで簡単にノミ予防ができ、便利なので使用しています。
初めてのダニ退治で動物病院から勧められたのがこのお薬でした。簡単の投与でき、犬も嫌がらないので使い続けています。
獣医さんからの紹介で、安全性の高いものを選びました。動物病院で毎回購入しており心配された副作用もありません。
以前飼っていた犬のお友達がフロントラインを使っていた。ペットを預けた際にもノミの駆除をしているかと問われたりもしたので必要性を感じている。

※口コミは当サイトのアンケート調査により回答頂いたものを記載しております。

市販のノミ・ダニ駆除剤とフロントラインの効果の違い

フロントラインと市販品との違い

市販されているノミとマダニ避けは動物用医薬部外品です。
動物用医薬部外品について、『公益社団法人 日本動物用医薬品協会』のWebサイトではこのように記載されています。

医薬部外品とは以下に掲げることが目的とされており、かつ、体に対する作用が穏やかなものであって機械器具等でないものをいいます。
動物のために用いる医薬部外品を「動物用医薬部外品」といい、「動物用医薬品」と同様に農林水産省の審査を受けて承認を得たものです。
*動物用医薬部外品の主な使用目的
ア 吐きけその他の不快感又は口臭もしくは体臭の防止
イ あせも、ただれ等の防止
ウ 脱毛の防止、育毛又は除毛
エ 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみ等の駆除又は防止
効能・効果が認められた成分は配合されていますが、どちらかというと予防に重点を置かれたものといえます。

フロントラインは動物用医薬品なので駆除と予防共に効果が高いですが、市販の駆除剤は駆除効果は低く予防に重点が置かれているという事です。
それに医薬部外品の予防というのは、人間でいう「虫歯予防歯磨き」のようなものであって100%予防出来るものではありません。

最後に

フロントラインは正しく使えば副作用も少なく、手軽にノミとダニを駆除する事が出来る大変便利なお薬です。
最近では通販や個人輸入で手軽に病院よりも非常に安く購入する事が出来るので、そういった方法を利用するのもいいと思いますよ。

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