我が家では生後1歳半になる猫を飼っています。
血統書付きの高級な猫ではなく、拾ってきた元野良猫ですが、食事には気を使っていてプレミアムフード以外食べさせた事はありません。
にも関わらず、太る、太る(笑)
去勢済みなので食欲が増すのは仕方ないので、なるべくたくさん与える事が出来て太りにくいフードをいくつか試しました。
- ロイヤルカナン食事療法食「減量サポート」
- ロイヤルカナン食事療法食「満腹感サポート」
- ロイヤルカナン食事療法食「Phコントロールオルファクトリー」
それぞれを試した感想を紹介します。
この記事の目次
ロイヤルカナン食事療法食「満腹感サポート」
満腹感サポートは食物繊維が多く配合されているので、水分を吸って胃で膨らむ事でより満腹感を感じるように作られているそうです。
しかし、家の猫の場合は記載されている給餌量ではまったく足らず、体重4.5kgくらいにも関わらず、1日100グラムは食べていたと思います。
どれだけ与えてもご飯が欲しいと鳴くので100gを超えて与えると、胃の中でフードが膨らんで吐き出してしまう事もたまにありました。
食事療法食だと思えないくらいの食いつきで味は美味しいようです。
毎日100gも食べていたので痩せる事は出来ませんでしたが、体重維持は出来ました。
私の場合は鳴くとご飯をあげてしまうので体重維持となりましたが、厳しく食事制限を出来る方であればダイエットも成功出来ると思います。
ただ、満腹感サポートという名前にも関わらず、他のフードと比較して特別に腹持ちが良いとは感じませんでしたので過度の期待は禁物です。
「満腹感サポート」の原材料とカロリー保有量
基本的な事ですが、原材料は多く含まれるものから順番に並んでいます。
ですから満腹感サーポートの主な材料は肉類(鶏、七面鳥)です。
植物性繊維がお肉の次に多く含まれている事がこのフードの特徴だと思います。
植物性繊維の影響なのか分かりませんが、便通が良くなり毎日2回は必ずウンチが出ていました。
カロリーも低く307kcal/100g(代謝エネルギー)となっています。
ロイヤルカナン食事療法食「減量サポート」
減量サポートはなるべく少ない給餌量で必要なエネルギーを取れるように設計されてます。
ダイエット中は食事の量を減らすというのは当たり前の事ですが、普通のフードを与えながら量を減らしてしまうと必要な栄養素が不足してしまい不健康です。
減量サポートでは必要な栄養素は摂取しながらも、カロリーを控える事で健康的にダイエットをする事が出来ます。
「減量サポート」の原材料とカロリー保有量
「満腹感サポート」と「減量サポート」の違いとは?
主原料は満腹感サポートと同じく鶏や七面鳥のお肉です。
満腹感サポートは食物繊維が2番目に含まれていましたが減量サポートには小麦が多く含まれています。
カロリー保有量は356kcal/100g(代謝エネルギー)となっており、満腹感サポートよりもカロリーが高いのが特徴です。
つまり、満腹感サポートはダイエット中でも少しでも多くの量を与えたい飼い主さんに向いており、減量サポートはダイエット中は厳しく食事制限を出来る飼い主さんに向いています。
家の猫のように暴食する猫ちゃんには満腹感サポートをお勧めします。
ロイヤルカナン食事療法食「Phコントロールオルファクトリー」
次にPhコントロールオルファクトリーです。
こちらは尿のPhをコントロールする事で尿路結石を予防する事が目的のフードですが、カロリーが低く抑えられているので肥満気味の猫ちゃんにもお勧め出来ます。
肥満になると尿結石になり易いので、尿結石の予防も兼ねる事が出来ます。
ロイヤルカナンの食事療法食はどれも尿のPHを調整する『PHケア』機能はありますが、PHコントロールシリーズはよりその機能が強化され『PHコントロール』となっています。
PHコントロールシリーズの違い
PHコントロールには以下の種類があります。
- PHコントロール0 ドライ
- PHコントロール1 ドライ
- PHコントロール2 ドライ
- PHコントロール ライト ドライ
- PHコントロール オルファクトリー
「0」「1」「2」「ライト」「オルファクトリー」の違いは、尿のPHを酸性に調節する強さの違いです。
「0」「1」は非常に酸性に調整する力が強く、ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石を溶かす治療に使われます。
「2」「ライト」「オルファクトリー」の順に結石を溶かす成分は弱くなるので予防目的でも与える事が出来ます。
オルファクトリーの原材料とカロリー保有量
オルファクトリーの原材料はお肉ではなく「魚肉」です。
家の猫はお肉が主原料のご飯を今まで与えていましたが、混ぜならがら徐々に切り替えたので何も問題なく食べてくれています。
注目して欲しいのは、魚肉の次に米とコーンフラワーが入っている事です。
猫ちゃんは穀物を消化出来ないので、量をかさ増しする事が出来るので、沢山食べさせても太りにくいです。
カロリー保有量も347kcal/100gと低く設計されてます。
ただ、ダイエットフードではないので、肥満気味だから尿結石を予防しながら体重維持したい飼い主さんにオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
フードの種類によって目的が違いますから、それぞれの特徴を生かして上手に体重維持やダイエットしてあげてくださいね。
避妊・去勢済みで家猫であれば運動が少なく食べる量が多いので太り易いです。
なので、満腹感サポートがオールマイティーに一番使いやすいと感じました。
「にゃ〜にゃ〜」言われてご飯あげられないのも飼い主としても辛いので、猫ちゃんも飼い主さんどちらにとっても嬉しいのが満腹感サポートですね。
当サイトの編集長として犬や猫を飼う上で役立つ情報やお得な商品などを紹介します。
記事の内容は医学的な判断、アドバイスを提供するものではございません。
ペットの病気やお薬については必ず獣医の指示に従って頂く事が重要です。
ぽっちゃり猫のダイエット中です。
満腹感サポートをあげていますが、ネットショップで減量サポートなるものを発見し、違いを調べていました。
とても分かりやすく、参考になりました。
うちも満腹感サポートが向いているようです(;´∀`)