【体験談】唾液腺炎を保護猫が発症!効果があった治療法

唾液腺炎を発症

衰弱した状態で保護した子猫を病院に連れて行ったところ、獣医さんから「唾液腺が腫れていますね」と言われました。
唾液腺とは、耳下腺、頬骨腺、下顎腺、単孔舌下腺が集まった総称のことを指し、猫の両顎~両耳の下あたりに位置します。
保護猫の左右の顎を触ってみたところ、両方にソラマメを一回り大きくしたくらいの、パンパンに腫れた楕円形の塊がありました。

毛に覆われているので見た目には分からないですが、触るとその腫れの大きさに驚いてしまいました。「痛いんですか?」と獣医さんに聞いてみたところ、「人間の扁桃腺が腫れるように、だるい症状が出ると思います」と言われました。

唾液腺炎の原因は?

衛生環境の悪い野外を長時間彷徨い、食べ物をろくに食べられず、平均体重の半分以下まで衰弱した子猫だったので、唾液腺炎になったはっきりとした原因は分かりません。

しかし、一般的な猫の唾液腺炎の原因には、次のようなものが挙げられます。

  • 口腔内の傷からウィルスや細菌に感染する。
  • 唾液腺の中に「唾石」という結石が生じる事によって唾液腺や唾液管を塞がれ、炎症やのう腫ができる。

健康で体力のある猫の場合は仮に口腔内などに傷ができても、細菌感染して唾液腺炎まで進むことはあまりないようで、比較的珍しい病気のようです。症状が進行すると食欲低下などを招きます。

注射による膿の除去

唾液腺炎の膿

私が保護した猫の場合、唾液腺がパンパンに腫れあがっており、獣医さんに注射器で腫瘍の中身を吸い出してもらう治療を受けました。
その結果、左右の唾液腺からそれぞれ、約2ccずつの大量な膿が取り除かれました。

しかし、膿を全部除去した後も若干の腫れが残っており、内容物だけでなく唾液腺そのものが炎症を起こして少し腫れているとのことでした。また同じように膿がたまる可能性もあり、その場合は再度注射器で吸い出す治療を繰り返す必要も出てきます。

「場合によっては膿を検査に出し細菌の種類を特定することも必要かもしれない」と言われましたが、とりあえず抗生物質の薬を服用して、唾液腺そのものの炎症が治まるか様子を見ましょうということになりました。

さらに重症になってしまった場合は、外科手術によって唾液腺そのものを切除するといった治療も行われます。

その後の様子

抗生物質の投与も続け、全体的な栄養不足や衰弱も改善された事で唾液腺そのものの腫れも、中に膿がたまる症状もなくなりました。

念のため今後も定期的に唾液腺のあたりを手で触ってチェックすることを続け、再発の確認を行いたいと思います。

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